4 May 2018
【記事公開日】2018/05/04
【最終更新日】2018/09/05
記事の目次 好きな所から読めます
肌断食を始めると肌が乾燥してガサガサになってしまいます。これってかなりのストレスですよね。
さらに角栓でモサができてザラザラになったり、粉吹きや皮向けでゴワゴワ・・。
肌断食で起こる肌荒れの原因や保湿対策はあるのでしょうか。
肌断食で肌のガサガサは何が原因?
肌断食でまず初めにやって来るイヤなことが肌の乾燥によるガサガサ肌。どうして出来るのかというと原因は角質のはがれです。
肌断食直後はかなり肌のバリア力が低下します。そこへ何か刺激となるものに触れると肌から簡単に剥がれてガサガサになってしまうのです。
角質は皮脂膜に守られていますが、肌断食を始めると皮脂膜が出来るまでに時間が掛かります。
すると守ってくれるものが無い角質は、どうにかしないとと一生懸命新しい角質を作るのですが、即効で作った角質は弱く剥がれやすいため簡単にめくれる状態になってしまいます。
その角質がさかだってめくれた状態になると、触るとガサガサするのです。剥がれて乾燥しているので余計に触るとガサガサ感がありますよね。
粉吹きや皮向けの原因は?
同じように粉吹きや皮向けの原因ですが、粉吹きは乾燥して粉々になった角質層、皮向けも同じく角質のはがれが原因です。
またガサガサも粉吹きも皮向けも取ってはいけません。
余り肌を刺激しないように、優しく洗顔しワセリンをつけ手のひらで温めてなじませましょう。
どうしても無理なときは、ノンケミカルな化粧水をつけて手のひらで顔全体を包みなじませたあと、突っ張るようでしたらワセリンをつけてくださいね。
この時期に無理をする、乾燥が酷いのにワセリンを塗らないで我慢すると、ニキビや脂漏性皮膚炎などの原因になることもあるので気をつけてくださいね。
本来角質はしっかり保湿されていると、肌に張り付いて皮脂膜の下で肌を守っているのでしっとりした手触りです。
しかし皮脂膜がなくなり、何とか自分で薄っぺらい角質を作っても、肌にしっかり貼り付けずはがれた状態になります。
しかもその状態で何かが刺激になると余計にはがれてしまい、角質が逆立ってめくれた状態になってしまいます。ガサつく、粉吹き、皮向け肌はこうして作られてしまうのです。
肌断食の肌荒れ保湿対策は
基本肌断食中の保湿はワセリンです。どうしても場合だけノンケミカルな化粧水をプラスして保湿してください。
肌断食初期の肌の角質は図のような感じで、一番上で守ってくれる皮脂膜が弱いために、水分や脂質が不足し弱い角質が早くでき簡単に剥がれてしまうのです。
しかし自然に役目を終えて剥がれるのではないため、どこかまだ一部が引っ付いた状態で剥がれてしまいます。その状態が起こると皮膚が逆だったりめくれたり、粉を吹いたりの様になるのです。
肌断食で肌がガサガサになるとやはり動揺しますし不安になります。でもこのガサガサは皮脂膜ができ角質をしっかり強くしていけば必ず治ります。
焦って以前使っていた化粧品などを塗ると一時的に逆立ってガサガサの肌が、化粧水や乳液がノリの役割となって、肌と一体となるため、つるっとした感じに戻ります。
でもケミカルなものをつけてしまうと、肌の表面は潤ったような見た目・手触りになり安心感でいっぱいになりますが、塗った肌はダメージを受けますます乾燥してしまいます。
そのためどうしてもの場合は、ノンケミカルの化粧水をつけ、上からワセリンを塗ってください。
また無理やり剥がすのもダメージを与えるだけなので逆効果です。薄くワセリンを塗り保湿をしてしのぎましょう。そしてなるべく肌に刺激を与えないように、肌に触れるものにも気を付けましょう。
これを乗り越えられると自力で保湿、バリアが出来る肌に育って行きます。
ただ角質を育てたり、皮脂膜が出来るようになるには、肌の弱い人などは元々持っている肌の状態が良くない、何かの刺激がキッカケでトラブルが起こりやすいため、かなりの期間が必要な上、もの凄いストレスを感じると思います。
またスキンケアをしっかりして来た場合も、元の肌がかなり弱っていると同じ様に期間が掛かる上に、それまではトラブルに見舞われる可能性が高くなります。
そのため、肌断食をしたい人で肌が弱い人や肌トラブルがなかなか改善しない人は、肌断食を教えている教室で誰かにサポートして貰いながら行ったり、最初から全てをやめずに段階的に減らしていくなどの方法も考えてみてくださいね。
肌のトラブルの状態が酷くなると、しっかり自分で何が原因か?を考える事が出来なくなってしまいます。
元々肌が強いとそこまでのトラブルにはなりにくいのですが、肌が弱いと辛いです。
訳も解らず続けてしまうと、悪化するだけになる場合もあります。
トラブルが長引くと不安ですし、違う方向に走ってしまい余計に悪化させる事も考えられます。
そのためかなり肌が弱い方は、気をつけて無理しないように続けてくださいね。
そしてガサガサ同様、肌断食を始めると角栓が沢山出来て毛穴からモサと呼ばれる白い糸の様な角栓が大量に出来る人がいます。
この角栓モサはいったいいつまで出来るのでしょうか?また角栓やモサが出来る原因や対策はあるのでしょうか?
肌断食で角栓やモサができ鼻や肌がザラザラに
肌断食をしていると急に大量の角栓ができ、触ると鼻や肌がザラザラになる事があります。
更に毛穴からモサと言われる糸のような角栓が飛び出て、見た目が「え?なにコレどうしよう!!!」とビックリする感じになるときがあります。
乾燥でガサガサの肌やニキビと同じ様に、見た目や手触りで精神的に参ってしまうこの角栓やモサ。いつなくなるのか不安になるもの仕方がありませんよね。
角栓 モサ と検索すればどんなものか画像があるので、見れば肌断食をやめたくなる気持ちが解ります。
ではこの角栓やモサはいつまで出来るのでしょうか?
肌断食で角栓モサはいつまで出来るの?
角栓やモサがいつまで出来るのか?といえば、答えはずっと出来るという回答になってしまいます。
ただ気にするほど顔全体に出来るのはマレで、だから大量に出来ると不安になるのですね。
多く出来ても少しずつ減っては行きます。そして段々出来にくい肌になって行きます。
また角栓やモサは肌断食中でも出来る人と出来ない人がいて、鼻やアゴ、おでこに出来やすいなど人それぞれ特徴があります。
そして恐いのが角栓やモサ、ニキビだと思っていたら、実は脂漏性皮膚炎だったという事。
その場合は直ぐに皮膚科に行ってください。脂漏性皮膚炎はマラセチア菌の増殖によって起こるため、角栓やモサ、ニキビではありません。
マラセチ菌は増えた皮脂をエサにして増殖する事で炎症を起こします。見た目も酷いですから角栓やモサ、ニキビの増殖だと勘違いする人がいますが、全く別物です。
通常は大人しい菌ですが、肌断食などをして肌の環境が悪化し菌のバランスがおかしくなり、更に皮脂が増える事で大量発生すると脂漏性皮膚炎になってしまうことがあるのです。
♥関連記事⇒ 肌断食でニキビが長引く場合は脂漏性皮膚炎かも?
肌断食で角栓やモサが出来る原因は?
肌断食で角栓やモサが出来る原因ですが、角栓やモサは毛穴の中で角質と皮脂が混ざって作られています。
肌断食を始めると肌が乾燥する事で、角質がバリアを作ろうと新しい角質を急いで作るのですが、急いで作られたために剥がれやすく弱い角質が出来てしまいます。
更に乾燥が原因で皮脂も多めに分泌されるようになるため、肌の上では弱くバラバラ剥がれた角質と多く分泌された皮脂がひっつき、沢山の角栓が出来てしまうのです。
本来角質はターンオーバーのサイクルで、新しい角質細胞が出来た時点でバトンタッチし自然に剥がれ落ちるのですが、激しい乾燥でターンオーバーがおかしくなり、慌てて新しい角質を作ってしまいます。
そのため乾燥や肌トラブルで角質が早く出来るという事は、多くの角質が剥がれ角栓ややモサ・ニキビが出来る原因を作るのです。
そして肌がしっかり潤い、ターンオーバーのサイクルが整うと角質は役目が終わるまで剥がれおちないため、角栓ややモサ・ニキビが減るという状態になるのです。(肌断食はここを目指しています)
私達の肌はクレンジングや洗顔剤などで肌が乾燥気味なので、ターンオーバーがしっかり行われず、常に早いサイクルで行われ、弱い角質が出来やすい肌環境になっています。
弱い角質が出来るという事は、保湿がしっかり出来ず、剥がれやすいために角栓やモサが出来やすい肌になるのです。
また角質はパイの様に11の層が重なって出来ています。その層がしっかり重なり密着する事で、肌の保湿を守っているのです。
これが角質層ですね。
肌断食で角栓が出来た時の対策は?
肌断食で角栓やモサが出来た時は、ピンセットや爪や指で押し出すと言う事はやめた方がいいのですが、元々自然に取れるものなので、お風呂に浸かり身体を温めた後、指の腹の部分でかなり優しくこすって落ちるものは、落としても構いません。
しかしそれでも取れないものはおいておくか、細いモサはでている範囲で短くカットするなどしてください。
またこすり過ぎると皮脂や角質を剥ぎ取ってしまう事にもなりますしヒリヒリしますので、強い力を加えたり無理を絶対にしないようにしてください。
また指や顔が濡れていると滑って取りにくいため、清潔なタオルで優しく拭いてから行ってくださいね。
角質がはがれ、皮脂が増えると出来てしまう角栓やモサですが、角質がしっかりしてくると余り出来なくなります。
無意識によく触ったり、髪が当たったりする箇所やTゾーンによくできるので、気になって触ったり、髪が当たらない様にするなど、工夫もしてみてくださいね。
肌断食で乾燥肌はいつまで続くの?
肌断食で乾燥はいつまで続くのかですが、その人によって違います。スタート地点の肌の状態でも違いますし、肌の弱い人、季節の変わり目に肌にトラブルが出る人、敏感肌やアレルギー持ちの人、冬の乾燥時期なども時間が掛かります。
またメイクを辞められない人も時間が掛かりやすいです。
でも大体の目安は2週間から3ヶ月という間で肌の乾燥は収まり、スキンケアなしでも突っ張りなどは少なくなって来ます。
それ以上掛かるなら少し心配です。
それほどの乾燥ではなく、ちょっと乾燥するな・・位ならいいのですが、まだ凄く乾燥するなら、肌断食のやり方があっているか、使っているものが合っているかなど見直してみてください。
早い段階でそれなりに肌が回復すればいいのですが、期間が長引くとそれなりに負担やストレスが掛かって来ます。
ですから3ヶ月経っても全然変わらない、酷いようなら一度誰かに相談してみるなど、1人でむやみに走らない事も大事ではないかと思います。
まとめ
肌断食は乾燥が原因で、皮向けやガサガサ、モサに角栓、粉吹きなど様々なトラブルに見舞われます。
また肌って人それぞれ違うのでそれなりに強くなる期間も違います。
原因が解れば肌断食は失敗しないと思うのですが、なんでこうなっているのかの原因が全く解らない人ばかりだと思うのです。
そんな中で進める肌断食。不安になって体験者の経験談を一生懸命探して、また不安になったり元気を貰えたり、そんな中でみんなが続けるのは、「肌がキレイになりたい」ってその思いだと思うんです。
だからもっと肌断食について色々な情報が多く発信されるといいなと思います。
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