30 Apr 2018
【記事公開日】2018/04/30
【最終更新日】2018/09/05
記事の目次 好きな所から読めます
肌断食の保湿はワセリンといわれていますが、ベビーオイルではダメなの?と思いませんか。
どちらのオイル系の保湿剤ですよね。おすすめされていない理由は、ベビーとつくだけに大人の乾燥肌には使っても効果がないということなのでしょうか。
今回は肌断食の保湿剤でワセリンとベビーオイルの違いと肌断食の保湿剤の使い方についてお届けします。
肌断食の保湿|ベビーオイルとワセリンの違いは?
肌断食の保湿剤はワセリンしかでてきませんよね。
同じようなベビーオイルは使ってはいけないのでしょうか。ベビーという名前がつくのだから、肌に優しいイメージですよね。
でも肌断食で乾燥した顔への保湿はワセリンのみです。そこでどんな違いがあるのかをみたいと思います。
ワセリン
ワセリンの成分は石油です。地中から掘った石油からガソリンなどを取り出し、残った絞りカスをを精製して不純物を取り除いたものがワセリンです。
そのため不純物の純度で種類がいくつかあります。
ワセリンの効果は、肌表面を覆って角質層から水分が蒸発するのを防ぐ効果です。
肌断食でワセリンを使う理由は、ワセリンを使うと水分を弾いて肌にフタをしてくれますが、水分を通さず、空気も通しにくいので、肌の水分蒸発を防いで、外部から雑菌が侵入するのも防いてくれるから。
さらに他の薬品と化学反応も起こしにくいため、肌断食には使われています。
逆にワセリンのデメリットですが、ワセリンは接触皮膚炎であるかぶれやかゆみを起こす場合があります。
そして長期間使っていると、肌が皮脂膜を出さなくなってしまう、フタをしてしまうのでニキビなどの炎症がある場合は悪化する場合があるので注意が必要です。
またワセリンを塗った箇所に紫外線が当たると、油焼けの原因として色素沈着が生じやすくなるといわれていますが、現在はあまり気にする必要はありません。不純物が多かった時代、不純物に反応するためにいわれていたことです。
それでも気になる場合は、界面活性剤などを含まない日焼け止めを使うといいですよ^^
次にベビーオイルです。
ベビーオイル
ベビーオイルは、その名の通り赤ちゃんの保湿剤のために作られました。
成分はミネラルオイルと酢酸トコフェロールのみ。
ミネラルオイルは原料が石油から作られていますが、かなり安全性の高い成分です。ワセリンと同じようなものですが、ワセリンよりも他の物質と反応しない、肌に刺激にならないことから、赤ちゃんに使っても安心といわれているんですね。
またベビーオイルを塗って日に当たっても、日焼けは気にしなくても大丈夫。
ベビーオイルは肌にはとても安全なオイルなんですね^^
しかし安いもので成分が色々入っているものは、不純物が多くて日焼けをしたりなどの危険性もありますので、ちゃんとしたベビーオイルを選んでくださいね。
これをみる限りではベビーオイルの方がいいんじゃないの?と思ってしまいますね。
ベビーオイルとワセリン|大人の乾燥肌への使い方
ベビーオイルやワセリンは肌に塗ると肌の皮脂膜と肌内部の油分を、表面のベビーオイルやワセリン側に吸収してしまい、肝心な肌の方の油分を持っていかれてしまうので、乾燥肌になってしまうという性質上の落とし穴があります。
そのため表面はベビーオイルやワセリンでしっとりしているようにみえても、実際落としてしまうと、吸収された皮脂膜も肌内部の油分も落とされてしまうため、乾燥が酷い肌が残るのです。
そしてどちらも蒸発しにくく肌の表面だけの保護のため、肌には浸透しないオイルなので、毛穴などに詰まりやすく角栓やニキビの原因になりやすい特徴もあります。
肌断食でベビーオイルよりもワセリンを推奨されているのは、量の調節がしやすい、少ない量を薄く伸ばすことができる、不純物が極力少ない医療用などと薬局で購入でき使える、ベビーオイルよりも乾燥の痛みを和らげるなど、の理由でワセリンをおすすめしているのだと思います。
またベビーオイルは肌につくとちょっと落としにくいのです。
しかしワセリンも肌の保湿をするためではなく、あくまで肌断食を始めた当初の乾燥からくる肌の突っ張りを防ぐためのものでしか効果はありません。
どちらも肌の表面の乾燥は防いでも保湿効果はないのです。使えば使うほど肌の内側の油分を吸収されインナードライ肌になっていきます。
そのため肌断食でもワセリンを推奨されているものの、同時に余り使わない方がよいこともいわれていますよね。
一時しのぎでの使い方なので、肌断食が終わってもずっとこのワセリンでの保湿はやめた方がいいと思います。
大人の乾燥肌にはワセリンもベビーオイルも使ってはダメ。でも肌断食の初期の段階で肌がどうしても突っ張るときだけ使うのみが正しい使い方です。
その他には酷い手荒れがある場合で、水仕事をするときなどはおすすめ。表面の保護をしたいときだけに使うものなのです。
こんな理由で肌断食の肌の乾燥の痛みが一旦落ち着いたら、ホホバオイルにしてみたり、界面活性剤などを含まない化粧水にしてみるといいかなと思います。
まとめ
肌断食に使うワセリンとベビーオイルの違いは、そこまでないのですが、使いやすさと痛みの緩和という点でワセリンと使う方がおすすめです。
しかしどちらも肌の乾燥を助長してしまうため、使い方には注意してください。
そして肌断食中にニキビが増えたりする場合は、ワセリンを塗りすぎていないかにも、気をつけてくださいね。
ワセリンが合わない場合もありますので、そんな場合は純度の高いワセリンにしてみる、ホホバオイルや馬油にしてみるなど少し変えてみてください。
肌断食中のワセリンは、肌の保護のためだけで保湿をしているのではありませんので、肌に合わない場合は違うもので保護だけすることも大切です。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。