顔の保湿剤|効果別のおすすめとスプレーやマスク・ニベア・ワセリンの使い方

【記事公開日】2018/05/06
【最終更新日】2019/03/22





顔の保湿剤は色々ありますが、肌の欲しい効果別で成分を選んでいますか。

また保湿方法は合っていますか。

スプレータイプの保湿剤が人気ですが、乾燥しない使い方と保湿の王道ニベアやワセリンの上手な使い方をお届けします。


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顔の保湿方法の考え方

顔の保湿の仕方

お肌の水分保持力は、角質層が80%NMF(天然保湿因子)が18%で、皮脂は2%でお肌の水分を保っています。

しかしやり過ぎな洗顔やケミカルな成分、こすったりの刺激でこれらの水分膜は傷んでしまい水分が激減。結果乾燥肌状態になっている人が多いのです。

 

どうやって保湿して行くのか?考え方は2つあり、1つ目はバリアを守り自然治癒力を高める保湿をする事。2つ目はバリア機能を助ける保湿をする事です。

顔の保湿バリアを守り自然治癒力を高める保湿方法

お肌は24時間掛けて睡眠中に細胞間脂質やNMFを回復させます。

その間お肌を守り朝起きた時に肌の本来の水分が戻っている状態にしておくための保湿。

 

この方法は肌断食などで何もしなくても肌の保湿を回復する力をつける、またはノンケミカルなもので皮脂膜の生成を妨げずに保湿をする考え方です。

顔の保湿で肌のバリア機能を助ける保湿方法

これは上記の保湿とは少し違い、加齢やアトピー性皮膚炎、過度の乾燥で角質層などがかなり傷み、寝ただけでは自然治癒力で回復しない状態の時の保湿方法。

この場合の保湿は、不足しているものを補給してあげる保湿が大事になります。

  • 細胞間脂質の主要成分であるセラミドやNMF(天然保湿成分)の主要成分であるアミノ酸など、不足しているもの成分を補う
  • 細胞間脂質やNMF(天然保湿成分)の生成力を高める効果のある成分を補う

成分が足りず、自然治癒力が弱くなっている状態の時は、それを回復させる成分が入っているもので、カバーしつつ保湿をするという考え方です。

そのため肌になにが足りないのかを考えて、化粧水を選ぶ必要があります。


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顔の保湿剤|効果別のおすすめ

顔の保湿 効果

顔に保湿をする際には、なにが足りないのかを考えその成分の入っているものを保湿すると、効果が得られることが多いです。

乾燥肌がひどい時の保湿

乾燥が酷い場合は、角質層に水分が補給されておらず、ラメラ構造もみだれている状態です。そのため角質層であるラメラ構造を補修し水分をしっかり溜め込んで行ける成分が入っている美容液がオススメです。

 

お肌を元の状態に戻すには、細胞間脂質の成分や、お肌が生成する細胞間脂質を増加させる成分入りの化粧水などになり下記のものが有効です。

  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン/エラスチン
  • グリセリン
  • プロピレングリコール(PG)
  • ブチレングリコール(BG)
  • NMF(天然保湿因子)に含まれる成分
  • セラミド

セラミドを増やすものは、セラミド(バイオセラミド)配合美容液、ライスパワーNo.11エキス、ユーカリ抽出液、スフィンゴ脂質、ステアリン酸コレステロール、水素添加大豆レシチンリピジュア®などがあります。

そして水分を増やす成分ではヒアルロン酸、エラスチン、コラーゲン等があり、これらが配合されている保湿剤でまずはしっかり肌の修復をしましょう。

 

NMF(天然保湿因子)に含まれる成分とは アミノ酸(セリン、グリシン、リジンなど)、 ピロリドンカルボン酸(PCA )、乳酸ナトリウム・ 尿素 ・ミネラル類 ・糖・有機酸などが成分になります。

 

またこれらの成分は肌の修復のためのものなので、これらを含むものを摂りつつも食事面や睡眠、腸内環境を整えるなど、肌の内側からも助けてあげてくださいね。

毛穴が気になる時の保湿剤

毛穴が気になる時は、乾燥と肌の酸化や雑菌の増殖を防ぎ、皮脂分泌量をコントロール、肌の水分量と皮脂量のバランスを整える成分が効果的です。

アルファヒドロキシ酸(AHA)やパルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、ビタミンB群、ビタミンA、レチノール配合の美容液がオススメです。

 

古い角質を取り除き、汚れ雑菌を防ぐ効果があるものを使うと効果があります。

シミを薄くし美白したい時の保湿剤

シミを薄くしたい時は、ビタミンC誘導体やハイドロキノンが配合されているものがオススメですが、美白成分は元々肌に負担が掛かりやすく、ハイドロキノンは肌への負担が大きい為、注意が必要になります。

乾燥や敏感肌だけどシミが気になり美白したい時の保湿剤

美白成分はお肌に刺激が多い為、敏感肌の人や乾燥しすぎてお肌が傷んでいる状態の時は、プラセンタエキスが配合されているものがオススメです

たるみが気になる時の保湿

たるみが気になる時の美容液は、乾燥対策が出来る美容液です。そのため保湿が目的になるのでヒアルロン酸配合の美容液がオススメです。
また肌にハリを与えたるみに効果がある成分はアルジルリンという成分です。

たるみが物凄く気になる場合は、このアルジルリン配合の美容液を使う事も1つの手ですが、たるみは肌のこすりすぎ、化粧水を使う時や洗顔の時、洗顔時やマッサージの際に無意識に下向きに手を動かしている事も原因の1つになります。

 

手の動かしかたは上向きU型です∩型にするとたるみを知らない間に作っていることになりますよ。

また猫背や無表情などもたるみを促進しますので、たるみが気になって仕方がない時は、下向きに手を動かしていないか?姿勢は悪くないか、最近誰かと話したか?などチェックしてみてくださいね。

 

シャワーを顔の上からかける行為もたるみを作りますので、洗顔時は洗面器に入れたぬるま湯ですすぐようにしましょう^^


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顔の保湿剤にスプレーは効果的?

顔の保湿スプレー

乾燥した際にシュッとできるスプレータイプの化粧水がオフィスなどでも人気ですよね。

でもスプレータイプの化粧水は肌の乾燥に効果があるのでしょうか。

 

まずスプレーした後、水分が肌に直ぐ吸収されていますか?スプレーは基本肌の表面だけに残り、肌には水分が浸透しないのです。

また肌の表面にある水分が乾燥する時に、肌の内側の水分を一緒に奪って行くため、スプレーを使う事で肌の水分が奪われて行きます。

そのためスプレーをすればする程、肌は逆に乾燥して行くハメになってしまうのがスプレーの恐い所。

 

これを回避する為には、スプレーをして表面だけ潤い馴染んだかなと思ったら、ティッシュなどでまだ残っている肌の水分を吸い取り、その上から乾燥が酷いかなと思う部分にワセリンかニベアを薄く伸ばしてください。

 

ワセリンやニベアは肌の内側の水分の蒸発を防ぎます。保湿効果はありませんがバリア機能が高いので、気になる部分に薄くつけておくと乾燥を防ぐため安心です。

オフィスなどは夏でもエアコンが掛かり、乾燥する時があります。春も暖かくて忘れがちですが、かなり乾燥しているのです。

顔の保湿にマスクは使える?

顔の保湿 マスク

マスクに保湿効果があるといわれていますが本当なのでしょうか??答えは本当です。

保湿効果はありますが、同時に気を付けないといけないこともあります。上手に利用して、しっかり乾燥対策と保湿が出来るといいですよね!

 

ではこのマスクを使った乾燥対策のポイントと注意点をお届けします。

マスクを使った乾燥対策のポイント

まずマスクで乾燥対策をする際には、唇にはリップなどを塗り、マスクで隠れる部分で乾燥が気になる箇所があればしっかりニベアかワセリンで保湿してください。保湿効果がUPします。

マスクを使った乾燥対策の注意点

マスクを使った乾燥対策で注意しなければならないのは、マスク内がかなりの高温多湿になるため、雑菌が繁殖しやすくなり、ニキビなどが出来る可能性が高まります。

 

そのため適度にマスクを外し換気してマスクは毎日新しいものを使いましょう。そして耳の部分などが痛いなど、マスクが合わないとストレスを感じてしまうため、自分に合ったストレスの無いマスクをつけてください。

中にはマスクが肌とこすれる事で、炎症を起こしたりマスクの質感があわずに肌刺激になってしまう人もいます。

そんな場合は無理してつけないか、肌に当たる部分がガーゼタイプのものなどもありますので、試してみてください。

 

またマスクと肌が常時こすれ合うと、摩擦で色素沈着することが稀にあります。そのため環境などでかなりマスクと肌が擦れる場合は、肌に色素沈着が起こっていないか、チェックしてください。


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顔の保湿にワセリンとニベアの使い方

保湿と検索するとよく目にする、ワセリンとニベア。

しかしこのワセリンとニベアは肌の内側の保湿効果はありません。ワセリンとニベアは肌のバリアを作り内側の水分の蒸発を防ぐ効果しか持っていないのです。

 

そのためワセリンとニベアだけで保湿をしている場合は、ノンケミカルの化粧水や美容液などを付けたあとに薄くバリアをつくり化粧水や美容液が蒸発して肌を乾燥させないようにする、などの使い方が一番おすすめです。

または肌の内側は食事面や腸内環境を整え、界面活性剤などが含まれた化粧品など余計なものをつけずにワセリンやニベアだけでバリアだけを守るという使い方もできます。

 

ワセリンやニベアはつけすぎると皮脂膜の生成を妨げたり、肌にラップをかけたようなバリア機能を持っていますので、毛穴が詰まってニキビできやすくなることがありますので、薄く塗ってくださいね。

ニベアは少し油分が多いため、ニキビなどができやすい場合はたくさん塗ってしまうと、ニキビができることもありますので注意が必要です。

 

ニベアとワセリンはそのため肌の内側の保湿剤というよりは、内側の水分の蒸発を守る外側の保湿剤という意味合いが強い保湿剤になります。

そのため肌に何が足りないかを使考えて、上手く使うようにしてくださいね。

まとめ

肌の保湿は今自分に足りないものを足すという考え方で、保湿剤を選んでいくことが大事です。

また肌は元々自分の力で保湿できる力を持っています。

しかし界面活性剤などの成分や肌との接触など様々なことが原因で、自力では守れなくなっています。

 

そんな肌を助けてあげるものが保湿剤です。保湿剤がいらなくなる肌断食が人気ですが、肌断食をしていても体調不良や季節の変わり目など、肌がダメージを受けやすい時は、補いことも大事になります。

上手く肌を守りながら、肌の内側を助けるものなのか、外側を助けるワセリンやニベアのような保湿剤を使うのかなど、考えて保湿すると肌を乾燥から守ることができますよ^^


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