ラメラ構造とは?界面活性剤は肌や皮膚にどう影響?

【記事公開日】2018/04/03
【最終更新日】2018/09/01





ラメラ構造は肌の角質層を守っている水分と細胞間脂質とが層になり、肌の保湿や弾力性に重要な役割を持っています。

しかしこのラメラ構造は意外ともろく壊れやすいものです。そして使う成分によってもこのラメラ構造は簡単に壊れてしまい、乾燥肌になってしまう事が解っています。

その成分はなんなのでしょうか?


ラメラ構造とは?界面活性剤の関係

ラメラ構造とは

ラメラ構造は皮脂膜の下にあり角質層を守っている水分と細胞間脂質の何重にもなったミルフィーユの様な層のことです。

このラメラ構造がしっかりしていると人の肌はモチモチで潤い、肌はピンク色でツヤもあり乾燥知らずのきれいな透明感のある肌になれるのです。

しかし意外ともろいためラメラ構造の事を理解してケアをしないと、肌は乾燥しカサカサ、くすみなどが発生します。ラメラ構造は一度壊れるとすぐには復活せず時間がかかってしまうので厄介です。

ラメラ構造を壊さないようにするために、一番気をつけないといけないことは使用する化粧品の成分です。

 

化粧品などの成分に界面活性剤やボリマーなどが入っていると、界面活性剤が皮脂膜を奪い肌の上で化学反応を起こすため、ラメラ構造にたくさんの小さな隙間を作ってしまいます。

例えるとラメラ構造に小さな亀裂が沢山出来、そこから水分が逃げて行くと言うイメージです。小さな滝があちこちに出来てどんどん水分が貯まらずに流れてしまい、肌が乾燥する状態になってしまうのです。

 

そしてこの界面活性剤を常に使うことで、ラメラ構造は回復する間もなく、どんどん小さな穴が開き、水分が逃げて行き、肌の内部は水分がほとんどないインナードライ肌になっていくのです。

 

そのため界面活性剤などが含まれている製品を使うと、ずーっと乾燥肌から抜け出せなくなってしまうのです。

ラメラ構造化粧品

界面活性剤の他にはポリマーやシリコン、紫外線、紫外線吸収剤なども気をつけたい成分です。

ポリマーは肌にベールを被せた様な働きをし、実際はボロボロの肌なのに触り心地はすべすべでモチモチの様な肌質にしてしまうので、一見きれいな肌に感じます。

 

そのためこのポリマーが入っているものを使うと、界面活性剤でボロボロ穴が開いた肌にベールを被せてカモフラージュさせるため、凄い潤い感のある化粧品!もっちり肌になった!などど錯覚してしまうんです。

これって恐いですよね。

 

実際の肌は小さな穴が沢山出来て肌の水分が逃げてしまい、カスカスのインナードライ状態になっているのに、ポリマーが入っている化粧品を使う事で、これが解らなくなる上に更にいい感じ!と言う感覚を与える・・。

そのため肌を少しでもいい状態にするには商品を購入する際にしっかり成分表示を確認して、界面活性剤やポリマーなどが入っているものは気をつけると言う意識を持つ事が大切です。

 

肌に優しいものを使うのは、肌や皮膚をきれいにするために最低限必要なことだと思います。

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