手作りヨーグルトの作り方と失敗例!種菌のおすすめや賞味期限と危険性

【記事公開日】2018/09/15
【最終更新日】2019/03/22





手作りヨーグルト、種菌を使えば経済的にもお財布に優しい!と人気です。

でも手作りだけに起こる失敗もありますよね^^

また賞味期限や危険性も気になる所・・・。

 

今回は手作りヨーグルトの作り方とよくある失敗例&おすすめの種菌、手作りだからこそ気になる賞味期限や危険性をお届けします。


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手作りヨーグルトの作り方

手作りヨーグルトの作り方

手作りでヨーグルトを作る場合、作り方が幾つかあります。

それぞれ作り方をみていきましょう!

ちなみにヨーグルトを手作りする場合は、雑菌の繁殖を防ぐため使う器具などはすべて熱湯消毒してください

1.牛乳を沸騰させる作り方

1つ目は牛乳をナベで沸騰直前まで温めてから、40度くらいになるまで冷まして種菌を入れて12時間~24時間ほど40度くらいの場所においておく方法。

 

牛乳を沸騰させることで滅菌を行う、発酵が進む温度にして作る方法ですが、牛乳の温度が高い時に種菌を入れてしまうと、せっかくの乳酸菌が死んでしまいうまく固まらない、作れても乳酸菌が少ないヨーグルトができることも。

この作り方は牛乳を沸騰させた後、しっかり40度くらいになるまで冷ますことがポイントです。

2.牛乳をレンジにいれて温める作り方

2つ目は牛乳を鍋などで沸騰させずに、封をしたまま500mlなら1分~2分、1000mlなら2分~3分温めて使う方法

鍋を使う場合は鍋なども滅菌をした方がいいため、ちょっと面倒ですよね。

そのため牛乳パックを開けないままレンジでチンして、発酵が進む40度くらいにあたためる方法です。

 

触ってパックがほんのり暖かければOKで、チンした後は種菌を入れてよく混ぜ12時間~24時間ほど40度くらいになる場所においておく作り方です。

3.ヨーグルトメーカーを使う作り方

1と2は作ったあと、40度くらいになる暖かな場所においておく作り方ですが、3つめは乳酸菌の発酵が活発になる40度という温度設定を専用のヨーグルトメーカーなどを使って管理する作り方。

 

特に牛乳を温めることもなく、そのまま開けて種菌を入れヨーグルトメーカーにセットするだけ。

面倒な滅菌も牛乳パックを使うタイプのヨーグルトメーカーならそこまで気にすることもありません。

 

牛乳パックを使わないタイプのヨーグルトメーカーは、容器にお湯などいれるかレンジで温めて滅菌の必要がありますが、作ったあと取り出し安く使いやすいのが特徴です。

牛乳パック使うタイプと専用容器のタイプは下記の2タイプがあります。

牛乳パックを使う方は後片付けも簡単ですよね^^

価格も税込 3,870円なので、そこまで高くありません。ただヨーグルトを取り出す時に1Lの牛乳パックだと取り出しにくいのが残念な所。

 

専用容器の方は容器の滅菌などが必要ですが、ヨーグルトが取り出しやすいのが特徴です。

価格は10,800円と2.5倍ほどしますが、使いやすさやもっと色々なものを作りたい!場合にはおすすめです。

 

手作りヨーグルトは温度調整が一番難しく、これを簡単にしてくれるのがヨーグルトメーカーなんですね。

そのためちょっと暖かい冷蔵庫の横においたり、タオルを巻いたり、湯たんぽなどを使って温めたりなど、面倒な温度調整が不要なのでヨーグルトメーカーを使って作っている人が多いですよ^^

 

では次に手作りヨーグルトで失敗しやすい失敗例をみていきますね。

ヨーグルトメーカーを使う人が多い理由もわかります^^


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手作りヨーグルトの失敗例

手作りヨーグルト 失敗

手作りヨーグルトで多い失敗例は下記の2つがほとんどです。

  • 固まらない
  • 雑菌の繁殖

1つめの固まらない原因ですが、温度調節が悪い、種菌が少なかったなど

 

ヨーグルトは40度前後で種菌の乳酸菌が発酵をおこない固まる性質を持っているため、温度調節が高すぎると乳酸菌が死滅して種菌が減ってしまう、低くすぎても種菌が発酵を行わないなど、ヨーグルト作りは温度調節にほぼ掛かっています。

 

また夏などの温度が高い時などは調節が難しいですし、できたか何度もパックなどを揺すると固まりにくくなることもあります。

日本は四季があるため温度調節と時間の関係が難しく、ヨーグルトの発酵時間や置き場所、温度を考えて作らなければいけません

 

他には成分無調整牛乳以外を使うと固まりにくいことも。

 

そのため失敗や面倒なことを減らすために、ヨーグルトメーカーを使う人が多いんですね。

 

同じヨーグルトとでもカスピ海やケフィアは設定温度が25度と、普通のヨーグルトが40度なのに比べると低めです。

ヨーグルトメーカーは温度調整が色々できるようになっているため、夏の暑い時は低く設定し時間も短めで様子をみるなど調整が簡単にできる所がおすすめポイント。

 

最初はいらないかなと思っていても、そのうち購入しようかな・・と思うターニングポイントがやってきます。

その時に購入を考えてもいいですね^^

 

そしてもう1つ手作りヨーグルトでの失敗例で多いのが雑菌が入って腐ったというもの。

開けるとヨーグルトの香りではなく、クサっ!!ということもあります。

開けてみていつもと違うと思った場合は、やめておきましょう。

 

というのもヨーグルトが発酵を好む温度は40度です。これってモノも腐りやすい温度なんですよね。

通常市販のヨーグルトは、温度調整や滅菌などしっかり行っている中で作られているのに対して、自宅で作るヨーグルトはそこまでしっかりした管理はできません。

 

そのため手作りヨーグルトは雑菌が繁殖する、腐るという失敗もつきものです。

ヨーグルトメーカーは雑菌での失敗も少しはカバーしてくれるため、持ってて良かったなと思う人も多いですよ^^

 

では次に手作りヨーグルトの危険性と賞味期限をみていきますね。


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手作りヨーグルトの危険性と賞味期限

手作りヨーグルト 賞味期限

手作りヨーグルトの危険性はまず失敗例にも上げた雑菌が繁殖するということ

出来上がりはヨーグルトになっていても、工場などのように完全滅菌の中で作っているワケではないため、腐っていなくても雑菌が入ってしまうこともあります。

 

そのため出来上がったらすぐに冷蔵庫に入れて、遅くとも1週間以内には食べ終えましょう。

また1週間は目安で、例え2日でも少なからず雑菌が入っていた場合は賞味期限も早まる可能性があるので、食べてみておかしい!と思ったらやめておいてくださいね。

 

食中毒や吐き気、O157など雑菌には危険性がやはりあります。

家庭で作るということは、そういう危険性があるということを忘れないでください。

 

そしてもう1つ手作りヨーグルトの危険性とまではいかないかも知れませんが、手作りだとどうしても市販のヨーグルトよりは含まれる乳酸菌の量は減ってしまいます

また種菌を使い回す植え継ぎを行ったりすることも、含まれる乳酸菌の量が減る原因の1つにもなります。

 

毎日ヨーグルトを摂ることは健康なのですが、肝心なのは含まれる乳酸菌の量なのです。

その量が少なければ毎日摂らない人よりは多いと思いますが、思ったより摂れていないということも起こりえます。

 

そのため植え継ぎも経済的にはOKですが、たまにはしっかり乳酸菌が詰まった粉タイプの種菌を使うこともおすすめします。

しっかり乳酸菌を摂っているつもりでも、実はあまり乳酸菌が摂れていなかった・・というのはちょっとショックですし。

 

ということで次のおすすめ種菌で市販の種菌を使いつつも、たまには種菌がぎゅっと詰まった顆粒状の種菌も使ってみてくださいね^^


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手作りヨーグルトにおすすめの種菌

手作りヨーグルト 種菌 おすすめ

手作りヨーグルトは、最初に種菌といわれる乳酸菌の元を使わなければヨーグルトを作ることができません。

この種菌は市販の無糖タイプや果糖タイプのヨーグルトならOKです。

流行りのドリンクタイプのヨーグルトは、それだけだと固まりにくいこともあるため、固形のヨーグルトと混ぜて使ってみて様子をみながら使用してくださいね。

 

おすすめは便秘解消なら明治ブルガリアヨーグルトやグリコのBifixヨーグルト、森永のビヒダスなどが相性がよく、肌荒れなら明治ブルガリアヨーグルトやヤクルトのミルミルなどがおすすめです。

流行りのR-1は免疫力をUPさせたいときに効果があるので、冬の風邪やインフルエンザの季節や1年を通して身体作りをしたい場合にいいですね。

R-1の他にはヤクルトなどもおすすめです。

 

またピロリ菌をへらすにはLG21といわれる種菌が効果的なので、明治のプロビオLG21などがおすすめです。

内蔵脂肪の抑制にはガゼリ菌SPやLLG乳酸菌が効果的で、ナチュレ恵やタカナシのおなかへGG!などがいいですよ。

 

アレルギーの抑制にはL-55やLGG、L92乳酸菌などが効果的になるので、オハヨーのたっぷり生乳ヨーグルトやタカナシのおなかへGG!を試してみてください。

お近くのスーパーにどのようなヨーグルトが置いてあるかは、地域によって違うためパッケージに記載の種菌の種類をチェックして、欲しい効果が期待できる種菌を使うといいと思います^^

 

ただ1つ気をつけて欲しいことは、危険性の所でも書いた手作りヨーグルトは市販のヨーグルトを種菌に使っても同じ量の乳酸菌は取れないという点です。

 

R-1を種菌にする人が増えていますが、市販のヨーグルトと同じ量の乳酸菌量が手作りにもあるんだと安心しないでください。

手作りすると乳酸菌量は減っていますし、植え継ぎすることで数も減りますので、定期的に新しい種菌に交換する、市販の種菌がぎゅっと詰まったものにたまにはしてみるなど、乳酸菌の量が減らないように気をつけてくださいね。

 

種菌で顆粒状の種菌を使うなら断然ケフィアがおすすめです。

ケフィアは普通の乳酸菌にはない酵母が含まれており、また乳酸菌の種類も普通のヨーグルトが1~2種類に対して数種類入っていますので、お腹の中での乳酸菌量と種類が違います。

 

ちょっと市販のヨーグルトよりは高いですが、たまに使うといいですよ^^

おすすめは980円でお試し5本がついているロイヤルケフィアプロと1,600円で16本ついているオリジナルケフィア。

興味がある人はのぞいてみてください。

ヨーグルト 手作り 簡単

ケフィアヨーグルト ロイヤルユキ

しっかり乳酸菌の種類と量を摂ることで、効果が違ってきますよ^^

まとめ

手作りヨーグルトの作り方は意外に簡単です。

また失敗に多い固まらないなどの原因は温度に関係することが多いので、温度調整ができるヨーグルトメーカーなどがあると便利で安心です。

 

そして賞味期限は1週間ほどですが、早めに食べてしまうようにしてくださいね。

手作りはやはり雑菌の危険性が高いです。

 

人は1人1人腸内環境、乳酸菌種類や数が違い同じ人はいないそうです。

そのためたくさん持っている種菌を摂っても効果を感じにくいことも。

種菌も乳酸菌の種類などで効果が違うため、欲しい効果で種菌を選んだり、効果が感じられないと思ったら違う種菌を試してみるなどの工夫も大事ですよ^^

 

お腹にいい乳酸菌生活を手作りヨーグルトで堪能してくださいね!


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